1998年4月
1998.4.8 |
1998.4.16 |
1998.4.26 |
1998.4.30 |
Nobu (Zagat:27, Tomit:25) 105 Hudson St. (Franklin St.) 212-219-0500(2回)やっとノブの予約が入り、12/24と12/29の2回行って来ました。ちなみに予約は1ヶ月前からの受付で2週間ぐらい前だともうSold Outと冷たく言われます。LAのMatsuhisaは内装も地味ですが、ノブはそういう点ではアメリカの日本料理屋を超越しています。そして、非常に勉強になる店です。つまり、日本食に慣れていないアメリカ人にどういう料理を出せば臭みを感じずに食べてくれるかという点でです。例えば、ノブ特製ドレッシングが刺身サラダにかかっていたりするのですが、このドレッシングはおろし入り焼き肉のたれのような味です。すずきの刺身もゆずのソースをまわりにめぐらしながら、すずきの刺身の上にはとうがらし系のペーストをちょっとだけのせています。魚の火加減は非常にうまく、天ぷらもプロのレベルです。寿司は粉わさびなのと、ネタの質が日によってばらつきがあるところに問題があります。握り加減は上々です。デザートは日本料理屋のレベルとしては高いのですが、ちょっと首をかしげるレベルのものもあります。私は二回とも60ドルのおまかせにしました。二回とも全くメニューがかわっていたので、本当にその日の素材によってかえているというのは確かなようです。日本で言えば、寿司のでるブラッセリー六三郎というタイプの店です。でもブラッセリー六三郎は1ヶ月メニューがかわらないし、食べられないものの調整もしてくれないので、ノブの方がサービスは上でしょう。(番外編)和風なのかなあという期待が(?)大きかったせいか、非常に普通だったので少し拍子抜けしました。でも、このレベルのレストランはどこも非常に凝ったレストルームが多いので、もう少し美しいレストルームにしてくれればなあと、思います。それから、蛇口がちゃんと閉まらなくて、水漏れしていたのが気になりました。 |
NOBU London (Zagat24, Tomit24) The Metropolitan, 19 Old Park Ln., W1 0171-447-4747ロスに数日行った際にはMatsuhisaに行きましたし、NYでも一応NOBUはおさえましたので、ロンドンのNOBUも行ってみようじゃないかというんで、行ったんですが、何しろ高い!’おまかせ’はロス、NYとも60ドルからなんですが、ロンドンは60ポンドからですよ!これはちょっと高すぎますよ。店は、ロスほどシャビーじゃないものの、居酒屋のようなシンプルな店で、NYほどしゃれていませんがNYの倍ぐらいの広さがあると思います。肝心の料理は、相変わらずのNOBUらしいメニューが並ぶのですが、NY、ロスともコースの中に焼き物、揚げ物等の変化が入るのですが、ロンドンはどうも天ぷらには自信がないのか、炒め物に頼る傾向があり、コースの変化に乏しい気がしました。寿司の巻物がエビ天巻だったのですが、エビ天の油ぎれが悪かったのが印象に残ります。寿司の握り加減はよく、久しぶりに大トロはおいしかったのですが、貝はちょっと古い気がしました(NYのせりな程ひどいネタではありませんが)。わさびはやはり粉わさびでした。NOBUは一般にデザートが冒険のしすぎではずしてくれるんですが、ロンドンもそれに違わず、山椒のアイスクリーム(これは食えました)にチョコレート卵焼き(ちょっとこれは遊びすぎ)で、うまいというものではありません。まあ、外国で食べることのできる日本料理としては最高のレベルであることは間違いないでしょうし、何しろNY NOBUの森本シェフは新和食の鉄人ですからねえ。NYほど予約が大変ではないものの(1ヶ月前に予約が必要)、非常にはやっているのは確かで、トレンディースポットとなっているようです。でも我々が当日観た有名人はあのホテルニュージャパンの横井英樹氏でした。三店舗を比較すると、料理はロス、雰囲気はNY、予約の取り安さはロンドンといったところでしょうか。 |
Matsuhisa (Zagat:28, Tomit:25) 129 N. la Cienega Blvd.(Wilshire Blvd.), Beverly hills, 310-659-9639 NY, London NOBUの本店ともいうべきMatsuhisaには行きたいと思い(ラッキーなことに当日でも予約できました)行きました。TOMITでもNOBUのことは書いてありますが、60ドルのおまかせに関して言えば、ロスが店がシャビーな分だけ、材料には金をかけています。 |